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解決実績

Case study

交通事故

【死亡事故】約90歳の被害者の約2700万円の損害賠償事例

被害者(男性)のご遺族

症状・受傷部位: 死亡事故
事案の種類: 死亡事故
手続き(解決方法): 示談交渉
獲得額: 約2700万円

相談までの経緯

とある夜、高齢の男性が道路横断中に自動車からはねられるという交通事故にあい、亡くなられました。
亡くなられた被害者のご遺族の方には、任意加入保険に弁護士費用特約があり、ご紹介を介して、損害賠償等の諸手続に関してご相談・ご依頼がありました。

弁護士の活動

加害者の自賠責保険にて約2200万円の自賠責保険金を受領しました。

しかしその一方、加害者側の任意保険会社からは「自賠責保険金を超えて支払う金額はない(0円)」という回答でした。

大きくは次のことを理由とする回答でした。

加害者側任意保険会社の主張

  1. 逸失利益0円:自営業が赤字申告であるため
  2. 慰謝料2000万円
  3. 過失相殺35%
    夜間、横断歩道が近くにあったにもかかわらず、横断歩道でない車道に飛び出してきた際の事故であり、加害者過失は65%
  4. 残支払額0円
    自賠責保険金約2200万円の支払いによって全額賠償済み

当事務所の活動

事故現場の調査結果のほか、警察の刑事記録などを取得しました。
確定申告書の内容の精査のほか、ご遺族からの就労実態なども聞き取り、ご遺族方のお気持ちを可能な限り代弁させていただく形で、加害者側と交渉・説明を重ねました。

結果

結果として、「0円」という加害者側保険会社の主張は次のとおりくつがえり、示談解決となりました。

  1. 逸失利益約850万円
    確定申告書の固定経費等も参照しつつ年齢別平均賃金50%で算出
  2. 慰謝料2500万円
    裁判基準・赤い本基準
  3. 過失相殺20%
    横断歩道付近の車道直前横断ではなかったことを前提に加害者過失80%
  4. 残支払額500万円
    自賠責保険金約2200万円のほかに500万円を支払うことにて示談解決

ご遺族の方には自賠責保険金を含めて合計約2700万円が支払われました。

弁護士費用特約があったため、ご遺族には弁護士費用の手出しの負担なく、解決することができました。