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Case study

交通事故

【後遺障害等級2級1号】4600万円で裁判上の和解解決(約1900万円増額)をした事例

女性のご依頼者様

症状・受傷部位: 外傷性くも膜下出血、坐骨骨折等
事案の種類: 後遺障害
手続き(解決方法): 示談交渉、訴訟
後遺障害等級: 2級1号
提示額: 2700万円
獲得額: 4600万円

相談までの経緯

被害者の方(女性・高齢)は、もともと既往症があり、知人の方に手を引かれて車道を歩行横断中に車に轢かれる交通事故にあい、その後、要介護状態にて施設での暮らしを余儀なくされていました。
症状固定に至り、後遺障害等級要介護第2級1号(ただし、もともと第7級の同種障害があり、第7級の加重障害)と認定された後、今後の損害賠償に関して弁護士に相談したいと、ご親族の方よりご相談がありました。
被害者の方は介護施設に入所されたままでしたので、弁護士が施設に赴いてご相談を伺い、損害賠償に関して受任して交渉をすることとなりました。

弁護士の活動

症状や医学的所見等を把握し、損害額を算定するため、診断書やカルテ等の医学的資料を取り寄せました。また、道路横断者が車に轢かれた事故で過失割合についての争いが大きくありましたので、並行して、刑事記録などの事故状況の解明のための資料や記録を取り寄せました。
それらの記録によっても、被害者の方にとっては単に引率されていた中での事故であり、被害者の落ち度は見当たらないものとして車の運転手側に損害賠償請求をし、具体的な交渉を開始しました。
交渉開始後、相手方にも弁護士が就き、相手方代理人弁護士からは、被害者の過失を35%と主張されました。相手方代理人弁護士の最終的な提案額は、既払金を除き約2700万円でした。
そこで訴訟提起し、裁判の中で攻防をすることとしました。

結果

裁判での攻防の結果、裁判所から、本件事故では被害者の過失はない(0%)として、既払金を除き4600万円の支払いをすることの和解案が示されました。
また、事故時、生活保護受給をされていた方でしたが、家事に従事していた主婦の方であったため、家事従事者として損害(休業損害・逸失利益)の算定がなされました。
結果、既払金を除き4600万円を支払うことでの和解解決となりました。
訴訟前の相手方代理人弁護士の提案額(約2700万円)から約1900万円の増額となりました。